★昭和56年から断熱素材研究を
昭和時代の後半、私達の住宅業界には、にわかに高気密・高断熱の必要性が
唱えられるようになりました。寒い冬に使用する暖房光熱費が莫大であり、
特に寒冷地の家づくりには、高気密・高断熱が不可欠であると言う理由でした。
この時点では暖かい住まいを造って暖房費用の省エネを目論んだものだったのでしょう。
弊社、福地建装は昭和56年頃から暖かい家づくりのための断熱材の挿入法、素材探求などに
試行錯誤を行なっておりました。
当時、断熱材はグラスウールだけしか存在しないものと思っておりました。しかも、そのグラスウールは、その綿の中に乾燥した空気を静止させて断熱効果を発揮させると言うもので、理屈に見合った
施工法を模索しておりました。
グラスウール
湿気を抱えたグラスウールは、湿気を含んだ布団と同じで暖かくないだけでなく、カビや腐食菌発生の要因ともなります。そこでグラスウールを乾燥させたまま保持させるための施工法ですが、
それはとんでもない困難な研究でした。
それでもグラスウールの外側に細かい穴を開けた15mm程度の簡易断熱材を張り込む事で乾燥した空気を静止し易くなり、ひとまず安堵した時期がありました。
床、壁、特に押入れやクローゼットの床、壁などの中に挿入したグラスウールを長期間に渡り、
乾燥したままにしておく事に何とか可能性を生み出したと言うところでした。
暖かい家づくりに少しは近づいたと思っていたのですが、断熱材をいくら厚くしてもそれに見合う
断熱効果を得る事が出来ませんでした。





