★結露と気密住宅をつくる難しさ
家に隙間を作らないようにと理屈は判っていても、それが実際にはとても困難な
施工法を伴うものです。最初はグラスウールの外側にビニールハウスのビニールを打ち込みました。
ところが施工中からそのビニールに水滴らしきものが付着し、直ぐに内部結露が発生したものと判りました。それを剥がして内側に張り直しをしたものですが、施工時期が冬場だったので内部を
暖房してお湯を沸かしていたので、この内部結露の発生を確認できました。
家屋内を20℃に暖房し、快適な湿度と言われる50%の時の露点温度は約9度です。
壁の中や床のグラスウールの外側は外気温によって、常に9度以下になっている場合があります。
つまりどのような家でも内部結露を起こす可能性があると言う事です。
その低温部分を作らないために懸命に気密施工を試みたのです。ところが、この家の内部から
ビニールを張り込むと言う事は、梁、火打ちなどの突起物が無数にある事から困難を極める事になります。また、ビニール素材に経年硬化などの性能劣化、そして建材を打ち付ける釘穴、ビス穴などからの漏気現象などが確認できますと、ビニールや後に販売されるポリフィルムによる気密性能の構築と性能保持に限界を感じ、見切りを付けたのが昭和58年の年でした。
<ビニール施工>





