★スチレンフォームの採用を
昭和58年からの当社の家づくりは、内部結露を発生させる可能性の拭い去れない、グラスウールに替り、断熱材にスチレンフォームを使用するようになりました。
乾燥した空気を長期間に渡り静止させる事には責任を持てないと感じたからです。
スチレンフォームは、セル膜と言われる気泡の中に断熱性の高いガスを閉じ込めて、
断熱性能を確保する断熱材です。これなら内部結露のおそれはありません。
硬いボード状のスチレンフォームを柱、間柱の外側に張り込みますが、
今で言う外断熱(外張り断熱とも言う)です。
スチレンフォームを先ず一枚張り、その上にジョイントをずらしてもう一枚を張ります。
そしてその張り合わせ部分を粘着テープで目止めを行なうのです。
柱や間柱などの断点が出来ないのと、外側の場合、突起物がないのでかなりの精度で
施工する事が出来ました。
ところが出隅、入隅、下がり壁、複雑な立体構造などの場合、その施工は至難の連続となります。
特に垂直な外壁と屋根や天井との取り合い、床との取り合い部分は散々な
苦労をする事になります。
もっと深刻な事は閉じ込めたガスが抜けると収縮して断熱効果が低下する事です。
これはグラスウールの内部結露と同様の深刻な課題となりました。
現在、一般に使用されているスチレンフォームは表面を熱処理してガスの抜けないような処置をしております。しかし、当時は、カット面が露出しており、一枚一枚ビニールを包装紙のようにして
包み込んで施工するようになりました。
ここまで行なうには相当の施工費がかかります。
当時はこのような理屈をいくら訴えても理解してくれる人など殆ど居なかったのです。
多くの方々から断熱マニアの独りよがりと揶揄する批判が殆どでした。
<スチレンフォーム>





