★外断熱のメリット・デメリット
柱、間柱、桁などの外側に断熱材を配した外断熱工法は、その構造部材が内側の居住空間に開放され、空気に触れるため、湿気を受けても直ぐに乾燥して腐朽菌が発生し難くなります。更にこの部分が内部の暖房熱、冷房熱を蓄熱して熱容量が大きくなり、温度差の激しい外気の影響を受け難くなります。
室内の温熱環境としては、冷暖房や日射熱が、一旦、構造体に溜め込まれ、
その熱が面から輻射熱(遠赤外線)で放射するため、マイルドで穏やかな冷暖房空間を創り易くなります。また、外側の一面に連続して断熱層を形成できるために、熱橋部分が出来ず、上手に
使用すると大きな省エネメリットを得る事が出来ます。
デメリットとしては、施工が構造や形状に左右され易く、複雑な形状の住宅では施工の難度が更に大きくなります。また、冷暖房器の稼動電源を入り切りすると、熱容量が膨大に多いため、一旦冷やした構造体或いは、暖めた構造体に熱を奪われるため、とても不経済になります。
また、このように構造体の外側に断熱層を構築する事は、断熱材の更に外側に外壁材を設置する事になります。支持力の伴わない断熱材が収縮する事で外壁材が波打ったり、亀裂を生じさせたりの課題もあります。
外断熱のメリットを生かすには、構造形状と正確で完全な施工精度が求められるのです。





