鬼門だけじゃないんです

間取りを決める時に『鬼門』というのが問題になってきます。 

『鬼門』とは、一般的に家の中心から見た北東45度(表鬼門)の範囲と、
南西45度(裏鬼門)の範囲を指し、それぞれの範囲の中心を通る線を『鬼門線』と呼びます。

この鬼門線上にトイレや浴室などの水回りがくる事は
避けた方が良いという考え方が昔からあります。

鬼門の他に、お施主様が信仰されている宗教や占い、
風水などによっても間取りが左右される事があります。
鬼門ではないですが、お仏壇の上に部屋があるのは避けた方が良いとも言いますよ。

この鬼門云々、設計する上でずいぶんと私を苦しめてくれます(;一_一)

今までのお施主様の例を上げてみると…。
★ ご主人の部屋は北西
★ キッチンは東
★ 浴室は西
★ 玄関からまっすぐ勝手口につながるのはダメ
★ 北向きに上がる階段はダメ
★ 東向きの鏡はダメ(洗面台・浴室・ドレッサーetc)
★ 玄関ドアと対面する位置に窓をつくる
★ 火(コンロ・IH)は外向きに→対面キッチンはダメ

そして今プラン中のお客様の家では
★ 玄関は東
★ トイレの上に部屋があるのはダメ(トイレの上はトイレか物入にする)

トイレ

ちなみに我が家の場合は日頃から
お世話になっている神主さんに図面を
見てもらったところ、南向きだった便器を
西向きに変えるように言われました。

幸い、我が家のトイレは1500×1500の
正方形だったため、間取りを変える事なく
便器の向きを90度まわすだけで済みました♪

こんな感じで、いろいろと考え方がありますので
設計依頼される前には是非とも
信仰されている方のアドバイスをもらってから
プランニングされるとスムーズにいきますよ。

もちろん、全部が全部クリアするのは
難しいので、優先順位を聞くことと
クリアできなかった時の対処法
(黄色い物を飾るとか植物を植えるとか)を
聞いておかれるのが最善だと思います(*^_^*) 

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